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離れて暮らす家族に「今日の出番」を伝える、介護情報共有アプリのUI/UX提案 介護情報共有アプリ

担当
  • リサーチ
  • UX設計
  • UIデザイン
  • プロトタイプ
  • プレゼン
ツール
  • Figma
期間
約2週間

Unly Academy主催のUI/UXデザインコンペで、審査員特別賞をいただいた作品です。課題は、離れて暮らす家族と介護事業者をつなぐ情報共有アプリの提案。全国に約20拠点を持つ地域密着型の介護事業者をクライアントに想定し、リサーチからUX設計、Figmaでのデザインとプロトタイプ、当日のプレゼンまでを担当しました。

公的統計を調べると、介護の時間で最も多いのは「必要なときに手をかす程度」(45.0%)。家族に必要なのは記録を眺めることではなく、「今、自分が動くべきか」を知ることだと考え、「今日、あなたの出番はありません。」をコンセプトに設計しました。

情報ではなく「判断」を届けるホーム画面

ホームは、お母さまの状態(いつも通り/知っておいてほしい/相談したいことがあります)と、家族へのお願いリストの2層構造です。お願いがない日は「今日はありません」と大きく表示し、何もしなくていい安心を伝えることをいちばん大切にしました。

状態は表情のアイコンではなく、色と言葉で表しています。笑顔や困り顔のアイコンは、ご本人の尊厳や医療的な判断との境界に関わるため、あえて使っていません。

迷いをほどく相談の流れ

「何をどう相談すればいいか分からない」をなくすため、気になることをカテゴリから選び、いつからか・普段とどのくらい違うかをタップで答えるだけで相談文ができる流れにしました。記録の数値も一緒に送れるので、職員さんにも状況が正確に伝わります。

「これは診断ではありません。判断は専門職が行います。」と明記し、アプリが判断しすぎない線引きもしています。

職員さんの負担を増やさない仕組み

提案の核は、職員さんの入力を1つも増やさないことです。状態の判定は、すでに記録している項目をその方の普段の値と比べて自動で行い、職員さんの操作は「対応不要」を示すトグル1つだけにしました。

相談のやりとりは履歴として家族全員が確認できるので、同じ内容の電話での問い合わせも減らせる設計です。